正しいコンプレックス はあるかなあって思う >>> F.O.B COOP益永みつ枝さん

コンプレックスと嫉妬

コンプレックスとは、元々湧き上がる複合的な気持ちのことを言うようです。
でも一般的には、何かに対して湧き上がる
劣等感や自己否定感を伴う止められない嫌な気持ちです。

嫉妬は、対象者よりも自分の方が優れている
と本音が感じているのに、対象者よりも自分が満たされていないと感じたとき、
湧き上がる気持ちです。
ただし、そこに客観性はありません。

これを読んでモヤモヤするとき、それは未消化の心の澱があるときです。



今回はコンプレックスです。



突然ですがF.O.B COOPはご存知ですか?
(話飛びますがついてきてね 自分の方が詳しい!と言う方はこのまま閉じてくださいね)


1981年にオープンした、輸入生活雑貨のセレクトショップです。
2016年始めに全店閉店。

オーナーである、というよりあそこのマダムの益永みつ枝さんの英断だったようです。
凄いお方です。
六本木新聞当該記事→リンク
BusinessTimeLine記事→リンク
LifeStyle-net.com記事→リンク
女性自身記事→リンク

現在のF.O.B COOP LIFE 楽天店
F.O.B HOMES



ただの生活雑貨屋さんではありませんでした。

あのお店がなかったらフランフランも、タイムレスコンフォートの212KITCHENSTOREも、KEYUCAも、300円や500円でテイストが揃えられた雑貨屋さんも、オシャレ100均商品もちょっと違っていたと思います。

それくらい”原型”を作ったお店です。

全国に何店舗もありましたが、広尾の1号店は本当にお洒落でした。(今はカフェになっています)



雑誌の中の雑貨の販売店としてよく掲載されていましたが、
白の窓枠が目立つ店舗は、日比谷線広尾駅出てすぐ、聖心女子大前、外苑西通り沿いと、
なんかもう、イナカモノコンプレックスが湧いてきてどうしようもないほどのお洒落さでした(苦笑)

ちょっと苦手になってしまったのです。
ドロドロした嫌な気持ちが湧いてくるから。




でも、それで終わらなかったのでこの記事を書いています。


そのきっかけは、DURALEXのピカルディというグラス。


多くの人に見てほしいから、このアフェリエイトは貼っていません。


フランス製で、厚くて重くて割れにくくてスタッキングしやすくて、
麦茶でもお酒でも美味しそうに見えるロングセラーのグラス。


これを日本で初めて取り扱ったのがF.O.B COOP。


オシャレとは表面だけを取り繕ったり、外見だけを指すこともあるけれど、
私が何を思おうが、ここには上質なものがあるんだ。
表面や外見だけ見ていたのは私の方だ。
と衝撃を受けたのが、F.O.B COOPです。
既に私にとって、ただの雑貨屋さんではなくなっていました。


そして初見から感じたコンプレックスは、「良いものだから感じた」
ということなんじゃないかと思い始めました。


並んでいる商品の全てを選んでいたのはマダム。
そこには、圧倒的な美学がありました。

あのお店から受け取ったと感じたのは、
「誰かがいいと思ったものでなく、自分がいいと思ったものを、自分を信じて、」
ということでした。


二次情報よりも一次情報
キョロ充よりリア充という感じでしょうか。
誰かの意見や顔色で動くと、何歩も遅れるんです。


自分がいいと思ったものを徹底的に突き詰めると、イナカモノコンプレックスは無くなっていきました。
田舎だから都会だから・・・だから、といった色眼鏡が消えていったのは、
たまたま東京のど真ん中で、自分の価値観を一度破壊することができた幸運からでした。


色眼鏡をずっと外しておくのは難しい 周囲の人や環境に引っ張られやすいから
自戒を込めて
痛い思いをして色眼鏡を外してきたので、色眼鏡が当然の人はめっちゃ苦手(苦笑)


不快だったけれど、
ここで抱いたコンプレックスに、感謝しています。

見る目が変わったから。

余計な信念をいっぱい自分にくっつけて、それと同化して人は生きているものなのだと、まざまざと見せつけられた経験でした。



凄さに圧倒されて出るのが、成長*をともなう上質なコンプレックス。
そして蔑まれる状況で湧くのはコンプレックスではなく、正当な"いかり"であることもわかりました。


マダムは六本木新聞の中で、
どこで買うかが大事
良いものが求められなくなった
ことを言われています。
少しだけ考えてみるきっかけにこの記事がなれば、光栄です。





成長* 精神科医の名越康文先生のTweetでは、
成長とは不可逆的な進化のこと です。



このお店のあった外苑西通りの広尾駅から北へ歩いて行くと、
上に首都高3号の高架がかかる六本木通りとの交差点そばにある、
VOICEショールームまで10分ほどでした。
オーラソーマの道具が揃っているので、便利でした。
横道に入らなければ勾配はきつくないので、お散歩コースですよ。



白川のTwitterを見てくださっている方へ
この記事自体「あぶ刑事を観て」という直感から導かれました。
意味不明に思われていた方、失礼いたしました。




セッション内容・料金見直ししました。


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